寒くなると、濃いめのコーヒーやミルク入りの紅茶に、
チョコレートやマロンなどの濃厚なおやつが食べたくなります。
その中でも甘いもの好きにはたまらないのがモンブラン。
栗の香りと口どけのよいクリームに虜の人も多いですよね。
今回はモンブランのレシピをご紹介します。
が、そこらへんのモンブランと同じだと思ったら困ります。
一口食べたら止まらない、
誰もが忘れられなくなること間違いなし!
大人の上品なモンブランをご紹介します。
もしも自家製栗の渋皮煮に挑戦したならば、
お手製のマロンペーストでトライしてみてください。
栗の香ばしさが残る出来立てのマロンペーストは、
モンブランの固定概念が崩れるほどに、
かなりの感動ものの仕上がりになりますよ。
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【濃厚なのにペロリと食べちゃう!意外と簡単!?大人な上品モンブラン】
◎メレンゲ
*材料* 8~10個
卵白 30g
砂糖A 20g
アーモンドパウダー18g
砂糖B 18g
*作り方*
1.アーモンドパウダーは粗めのふるいかざるでふるってBの砂糖と合わせておく。
(アーモンドパウダーは粒子が粗いので、普通の粉ふるいだと詰まってしまいます。お料理で使うようなザルを使ってください。ダマになっている部分がなくなればokです。お砂糖と合わせたら全体を均一に混ぜてくださいね)
2.ボールに卵白を入れ、砂糖の1/3を入れて低速→中速で泡立てる。泡がしっかりしてきたら残りの砂糖の半分を入れる。
(卵白に対してお砂糖の量が多いので、バサバサと分離することはありません。しっかりと空気を含んでから次のお砂糖を入れてください。)
3.再びメレンゲが膨らんでしっかりしてきたら残りの砂糖を入れ、艶のある固いメレンゲを作る。
(お砂糖を入れるタイミングが早いと、気泡量が少なく焼き上がりが硬いメレンゲになります。口の中でほろほろと崩れ、上のクリームと一瞬にして馴染むようなメレンゲにしたいので、できる限り十分に泡立ててからお砂糖を入れていってください。)
4.メレンゲに①の半量を入れてゴムべらで切るように混ぜる。半分くらい馴染んだところで残りもすべて合わせ、滑らかになったら生地の完成。
(しっかりと泡立ったメレンゲは、粉と合わさっただけの状態だと気泡が大きく食べた時に舌触りが悪くなります。粉が消えてからももう少し混ぜ、メレンゲ生地をすくった時にお辞儀をするくらい滑らかになるまでキメを整えてください)
5.天板にオーブンシートを敷き直径4.5㎝に絞って100℃で2時間焼く。焼きあがったら網に乗せて冷ます。
(多少膨らみますが、そこまで間を空けなくても大丈夫です。高さは1.5cmほど、あまり山になりすぎない方がバランス良く仕上がります。ホールケーキにしたい時はぐるぐるとドグロを巻くように平らに絞っていきます。焼いたメレンゲは常温保存が可能です。乾燥剤とともに密閉容器に入れて保存してくださいね。)
◎マロンクリーム
*材料*
マロンペースト 150g→手作りマロンペーストはこちら
インスタントコーヒー 小さじ1/2
ラムダーク 少々
生クリーム 50g
(milk 適量)
*作り方*
1.マロンペーストはゴムベラで滑らかにしておく。
2.インスタントコーヒーをマロンペーストに入れて溶けるまでよく混ぜる。
3.別のボールに生クリームとラムを入れて分離する直前まで固めに泡立てる。
4.①と②を合わせてゴムべらで切るように合わせる。
◎生クリーム
*材料*
生クリーム 120g
牛乳 12g
砂糖 12g
ラムダーク 少々
※全て合わせて泡立てる
◎仕上げ
1.メレンゲに生クリームを少し絞り、渋皮栗をのせる。その上に再びクリームを丸く絞る。
2.モンブラン口金で①の上にマロンクリームを絞る。
3.粉糖を振って完成。
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エスプレッソの本場イタリアでは、
エスプレッソにマロングラッセを入れる飲み方もあるほど、
栗とコーヒーの相性は抜群です。
甘くてまろやかな味わいの栗も、
コーヒーのシャープな苦味と香りで、
一気に大人の雰囲気にグレードアップします。
ラム酒がない場合は、ブランデーでも代用できます。
栗に合う芳醇な香りのお酒をチョイスしてくださいね。
一つ一つ小さく仕上げるだけではなく、
セルクルに仕込んでホールケーキにも、
バットに仕込んですくって食べるスタイルでも、
お好みに合わせてカスタマイズしてみてくださいね。